咳・喘息について④

日本ホメオパシーセンター名古屋本部で、第一月曜・第三火曜・
水曜日を担当している竹内基幸ホメオパス(JPHMA認定ホ
メオパスNo.0864 )に前回に引き続き『咳・喘息について④』
を紹介してもらいます。

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竹内基幸ホメオパスの自己紹介:  
  http://nagoya.homoeopathy.ac/2015/02/post-5fbd.html
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前回のブログでは、咳・喘息を段階毎に見極めてあげて、
病院とうまく付き合っていくことが大事ということについて
配信させて頂きました。
(過去のブログは一番下にURLがあります。ご覧ください。)

肺とは、どのような臓器なのでしょうか?

肺は心臓の両側に1個ずつ配置し、肺には、肺胞道、肺胞で
構成されてIlm09_dd11003s_2います。それらの表面積はテニスコート1面ほどの
大きさになるそうです。

心臓から流れ込んだ血液が、肺胞とそれらを取り囲む毛細血管の壁を通して、二酸化炭素と酸素のガス交換を行っているのが肺となります。
血液にのせて酸素を全身に運ばなければなりませんので、こんなに表面積が必要となるわけですね。

呼吸は自律神経により働いています。

自律神経とは、意識することで手や足を動かす…というのもではなく「血液を循環させる」とか「栄養を吸収する」といった意識しても
できないものです。

寝ていてもできる呼吸は、自律神経が働いていてくれることによるもの
です。ただし、呼吸は意識すれば、いっぱい吸うことも吐くこともでき
ますよね。呼吸は珍しく自律神経を自分でコントロールできるものなの
です。

様々な効果があると言われている腹式呼吸なんかは、まさに自分で
呼吸をコントロールしていますよね。

また、自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。活動や
緊張、ストレスを感じている時に働くのが交感神経。体を回復させたり
リラックスしている時に働くのが副交感神経です。

交感神経と副交感神経のバランスが大事なのですが、ストレスの多いIlm19_ca06005s_2
社会や夜型のライフスタイルなど、現代ではアンバランスを招きがちです。自律神経の失調は様々な疾患を引き起こす原因ともなっています。

学校に行っている子供は活発な活動モードになっているので交感神経優位ですが、家に帰ってベッドに横になる頃には、リラックスして副交感神経が優位になっています。

喘息の段階でお話した様に、気管支が収縮して肺の粘液を出やすくする作用がありましたが、この気管支が収縮するのは副交感神経がつかさどっているものです。

夜になると咳とか、ベッドに横になると喘息になる。といったのは、
リラックスして副交感神経が優位になっているという状態だからなのです。

ですから、咳や喘息の症状が出るからといって、肺だけをサポートしたら
良いというものではありません。交感神経と副交感神経のバランスなども
大事です。

子供が咳を出した時には、まずは「学校で何があったの?」「嫌なことが
あった?」と、子供に寄り添って話を聞いてあげることは、自律神経の
バランスを取るのに、大事ではないでしょうか?

また、様々な感情が溢れだして、他人の行動や発言(他人の価値観)に
より、ストレス状態(交感神経優位)が続けば、アンバランスとなり体に
不調をきたすこともあります。いつも穏やかな感情でいることは、非常に
大事だと思います。そのためにもインナーチャイルド(子供の時代の心の
傷)などを癒していく必要があると思います。

 インナーチャイルドセラピスト養成コース募集中です。
   http://www.homoeopathy.ac/innerchild/

このように、咳や喘息でもいろいろな原因によって発症している場合があり
一概に肺だけをサポートすれば良いものではありません。自律神経のアン
バランス、ストレスなどに関わることもあるかと思います。
レメディー選びもいろいろな観点にたって、感情の問題にも焦点を当てて
レメディーを選んでみるのも、よいかもしれません。

次回は肺に関連する臓器・作用について、お話させていただきたいと思い
ます。

 『①秋は「肺」の季節』のブログ記事
   http://nagoya.homoeopathy.ac/2015/10/post-a292.html

 『②咳・喘息の段階的な進み具合』のブログ記事
   http://nagoya.homoeopathy.ac/2015/10/post-e4f5.html

 『③段階毎に見極め(病院とうまく付き合う)』
   http://nagoya.homoeopathy.ac/2015/11/post-9d7f.html

◇ホメオパシー健康相談会はお近く(東海地区)のホメオパスに!
  http://jphma.org/nintei/center/center_11.html

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

前回のブログにも書きましたが、皮膚と肺は関連のある臓器なの
ですよ。是非、座談会にご参加ください。
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座談会『皮膚症状をのりこえよう!~冬のスキンケアからアトピー
の対処まで~ +QX-SCIOデモ』

日 時 : 11月29日(日)13:30~15:00(SCIOデモ15:00~15:30)
進 行 : 大久保知美先生(JPHMA認定ホメオパスNo.0894 )
会 場 : 日本ホメオパシーセンター名古屋本部
参加費 : 1,000円(お茶・お菓子付き)
※小学生以下のお子様連れOKです。

※お申し込みは、コチラ または TEL:052-533-0171まで!
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